小児矯正　症例

2023.03.27

10代男性「前歯が出ていて、口がいつも開いている」マウスピース型矯正装置「マイオブレース」で口周辺の筋肉のバランスを整えて歯並びを改善した症例

「歯が前に出ていて、いつも口が開いている」とご相談いただきました。

拝見すると、一般的に「口ぽかん」と言われる、安静時に口が開いている状態「口唇閉鎖不全（こうしんへいさふぜん）」でした。
また、上の前歯や上あごが前方に出ている歯並びの「上顎前突（じょうがくぜんとつ）」でした。

顎の大きさから判断して歯が並ぶスペースは十分にあったので、口周辺の筋肉の機能を整えることで改善が期待できると診断しました。

口周辺の筋肉のバランスを整え、正しく成長するように導く「マイオブレース」で治療しました。

マイオブレースは、就寝中のほか、1日1時間ほど装着しながら口周辺のトレーニングを行い、歯並びを悪くする原因である口呼吸や舌の癖、飲み込み時の悪い癖、さらに姿勢の改善につなげ、顎の健やかな成長と発育を促す「バイオセラピー」の治療ができます。

バイオセラピーに着実に取り組んでもらえるように、サポートをしっかり行いました。

安静時も口が閉じるようになり、上顎前突も改善されました。
患者様にも「とても良くなった。うれしい」と、非常にご満足いただきました。

現在は、永久歯の生え具合を確認するために、定期検診で経過観察を行っています。

・決められたスケジュールを守らないと十分な効果が得られない場合があります
・治療による歯の移動に伴って痛みや違和感を感じる場合があります
・他の矯正治療と同様に、正しく歯磨きやメンテナンスを行わないと虫歯や歯周病のリスクが高まります

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